部活が終わって、寮へ帰ろうとしたとき、ふと名前を呼ばれた。・・・しかも、すごくご機嫌に。



「裕太くん♪今から、時間ある??」

!・・・時間なら、あるけど。どうしたんだ、突然。」

「あのさ、あのさ!近くで、ケーキバイキングやってるんだよね!で、まだ間に合うと思うから・・・。一緒に行かない??」



は俺たちの部のマネージャー。だから、俺と同じぐらい疲れているとは思うけど・・・。



「行く。」

「そうこなくっちゃ!」



やっぱり、疲れてるときこそ甘い物だろ。なんて思って、俺は即答した。・・・それに。俺は、部活外でもと一緒に居られるなら・・・、それに越したことはないからな。



「本当、裕太くんと同じ部活で良かったよ!」

「え・・・?!」

「だって、部活終わりでも、こういうとき一緒に行けるし。」



はそう言って、楽しそうに笑った。・・・・・・うん、そうだよな。なんか、俺、変な風に勘違いしそうになっちまった・・・。
まぁ、でも、たとえ、どんな意味だったとしても、に喜んでもらえるのは嬉しいことだ。



「俺だって、そんなとこ、1人で行きにくいし・・・。と仲良くなれて良かったぜ。」

「やったね。ありがとう!」



いつも以上に嬉しそうに笑う。・・・・・・たぶん、これからケーキが食べられるから、機嫌が良いってだけなんだろうな。まぁ、そんなとこも微笑ましいと思う。・・・もちろん、ケーキ > 俺 って思うと傷つきもするけど。



「部活中も裕太くんと楽しくできるし・・・。これからも一緒に頑張ろうね!」



でも、の言葉は嘘じゃないはず。機嫌が良くて、出てきた言葉だったとしても、日頃そう思っているからこそ、こういうことを言ってくれたんだと思う。
そう考えると、俺の機嫌も直っちまう辺り、相当好きらしい・・・。



「じゃ、ケーキ食いまくって、明日からも頑張ろうぜ!」

「うん!」



だからこそ、俺としてはケーキを食べることよりも、と一緒に居られることで頑張れるんだ。たしかに、甘い物も好きだけど・・・・・・そりゃ、やっぱり・・・、比べ物にならないし、な。













 

何気に初書き、裕太くん!(笑)裕太くんも好きなんですが、やはりまだまだですね・・・(苦笑)。今後も精進していきたいと思います!目指せ、ツンデレ!!

('10/06/18)