・・・・・・ふぅ。やっと、掃除が終わったにゃ〜。ほんっと、掃除当番って面倒だよね。・・・と思ってたら。



「あれれ、ちゃ・・・。」



しゃがみ込んでいるちゃんを見つけ、思わず声をかけたら・・・。ちゃんが急いで振り向き、口の前に人差し指を当てた。どうやら、静かにしてほしいってことにゃんだろうけど・・・。可愛すぎる・・・!!
でも、ここで声を出しちゃマズイから、俺はただコクンと頷いた。すると、今度はちゃんが笑顔で俺を手招きした。・・・・・・ホント、可愛い。
俺はなるべくそっとちゃんに近寄り、同じようにちゃんの隣にしゃがみ込んだ。



「どうしたの・・・?」

「見て、英二くん。あそこ。」



小声で話す俺たちの少し先・・・そこには。寝そべっている猫と、その猫に戯れている小さな猫たちが居た。



「わぁ・・・。」

「可愛いでしょ?」



・・・・・・そう言ったちゃんの笑顔の方がよっぽど可愛いとか、思っちゃダメ?
もちろん、猫たちも本当に可愛くて、俺はうんと頷いた。



「・・・ずっと見てたの?」

「うん。・・・と言うのも、実は、あそこだけまだ掃除できてないんだよね。でも、邪魔するわけにもいかなくって。」



猫たちが可愛いから。それも、あるかもしんにゃいけど。ちゃんが優しいからこそ、そうしたんだと思う。・・・・・・うん、やっぱりちゃんって、いい子だよね!



「・・・掃除は中途半端だけど、これで終わっちゃってもいいかな?」



そんなことまで気にするなんて・・・、やっぱり偉い!俺だったら、ちょっとぐらい・・・って思っちゃうよ。・・・いつもなら、ね。



「うーん・・・。もうちょっと待ってみよう?俺も一緒に待ってみるし。んで、その後2人で掃除すれば早く終わるでしょ?」

「・・・いいの?英二くん、部活とか大丈夫??」

「大丈ー夫!むしろ、ちゃんを手伝わなかったことがバレたら・・・手塚に怒られちゃうよ!」

「ウソ・・・!!」

「ホント、ホント!手塚は超が付くほど、真面目にゃんだから。」

「・・・じゃあ、お願いしちゃおうかな。」

「もち、OK!」



手塚、名前使っちゃってゴメン!でも、そうしてでも、もう少しちゃんと一緒に居たかったんだ。ちゃんと居る時間って、俺はすごくすごく好きだから。・・・と言うか、ただちゃんが好きなだけにゃんだけどね♪













 

未だに「にゃ」の使いどころがわかりません(汗)。むしろ、使わにゃい方がいいのか?!(黙れ)あと、何と言っても、手塚さん、名前だけの出番でゴメン!(笑)

('10/06/18)